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Finale version 27 日本語版がこの秋に出るらしい


 

 私がいつも楽譜作成の際に使用しているFinaleの新しいバージョンがこの秋に出る、というニュースがありました。

 Finaleのリリース情報はこちら(外部リンクです)

 

 結構リリース早いなと思ったので調べてみると、現在のFinale version 26は2019年3月に速報で出ていました。

 どおりで早いと思いました。

 Finale26のニュースリリース(外部リンクです)

 

 私は現在、更にもう一つ前のバージョン、Finale version 25を使用しています。

 PCで楽譜作成をするために最初に使ったソフトは小学生の時にCakewalkだったと記憶していますが、Finaleを触ってからはずっとFinaleユーザーです。バージョンは2003だったかな……

 Finale歴は大分長くなりましたし、基本的な書法は大抵解決できるようになってきました。

 (それでも未だに悩むことも多いですし、使ったことのない、知らない機能も多いですけどね。)

 

 それこそSNSは便利で、Finaleで同じ悩みを経験した先輩ユーザーがいたり、あるいは今困っているユーザーがいたり。

 知っている知識は共有できればな、という気持ちです。特にTwitterは繋がりやすくて便利。

 

 Finale26を見送ったのは、(バージョンアップのタイミングを逸したというのもありますが)「そろそろバージョンアップかなー」というタイミングで「次のバージョン開発しているらしい」という噂話を耳にしたからです。「だったらもうちょっと待とう」と。

 個人的には、ちょっと待ってよかったです。と言いつつも、今Finale26を買っておけばアップロード対象になるのかな? 調べておこう。

 

 

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 さて、Finale27が推している新機能を見ていきます。感想も少し。

 

 ■3,000個近い音楽記号の追加

 便利な気もしますが、どうでしょう。何が追加されるかにもよりますね。

 Finale26であるのかもしれませんが、フェードイン/フェードアウト(〇<や>〇みたいに、クレシェンド/デクレシェンドの先に小さい丸が付いている)が欲しかったりします。

 あとは、カンマ(❜)とかカエスーラ(ダブルダッシュみたいなやつ // )の位置とか、ある程度固定してほしいな。

 関係あるかわかりませんが、トリルの時にトリルの音を指定する小さい音符とかも作りやすくしてくれたら嬉しいです。

 Piuとかの u の上につく点とか、英語以外の良く使う楽語なんかはデフォルト登録してくれているとありがたいけど、これはFinale26で解決しているかも。

 

 ■Finale version 27用テンプレート集/拡張ライブラリ(日本語版のみ)

 正直テンプレート使ってないから多分使わないんだろうな、と思うけど、吹奏楽系の作曲がメインの人はこれがあると嬉しいと思います。

 サイトの画像も吹奏楽ですし、日本語版のみの機能としているので、この機能の対象ユーザーとしては、学校に部活動として設けられていることが多く、課題曲を始め作曲コンクールもある吹奏楽系の作曲層なのだろう、と予想。

 

 ■ミュージック・シェアリング

 SNS的に共有できたり、作編曲のコミュニティとなれば面白いなと思うけど、まだ日本では拡張しにくいサービスなのかな、と思っています。

 SmartMusicが現時点では英語版のみなので、活発になるのはもう少し先かな。

 

 ■MusicXML 4.0

 多分便利だと思いますが、他のソフトを使用している方と楽譜をやり取りする機会って多くない印象なので、やり取りした時に「ずれが少なくなったな」と感じる程度なんだと思います。ただ、なくてはならない重要な機能。

 

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 個人的には、Finale26で新たに搭載された「アーティキュレーション積み重ね配置」や「スラーとアーティキュレーションの位置調整」が目当てだったりします。見やすさや手間がやっぱり大分違うんですよね。あとはNotePerformerの遅延回避。そろそろ解消したいな。

 奏者が見やすい譜面を書いていければと思います。作る側だけではなく、使う側の目線でね。